オレゴンファームの日常が、にわかに賑やかになってきました。
タロウとアイちゃんがやって来たとき、ファームにはすでに個性豊かな先輩たちが暮らしていました。ヤギとひつじ、総勢6頭。その中には、わずか4日前にこのファームで生まれたばかりの男の子「オブロン」もいます。そんな先輩たちと、小さな2頭のドキドキの「フェンス越しの初対面」が始まりました。

一番興味津々で近づいてきたのは、生後半年のホンダです。フェンス越しに、まるでキスをするようにクンクンと匂いを嗅ぎ合います。けれど、生後2週間のアイちゃんにとっては大冒険。びっくりして鳴きながら、おっとり待つタロウの元へ一目散に逃げ帰ります。それでもや
っぱり気になるのか、トコトコとまた近づいては、驚いて逃げて……の繰り返し。
そんな騒ぎに、大人のひつじから「メェー!」と力強い一喝が。びっくり仰天したアイちゃん、思わずおしっこを漏らしてしまうハプニングもありました。
怖いけれど、知りたい。逃げちゃうけれど、近づいてみたい。アイちゃんの無邪気な試行錯誤を眺めていると、大人になるにつれて忘れてしまいがちな「未知のものへの純粋な好奇心」を、ふと思い出させてくれます。それぞれの命が、それぞれの距離感で今を生きている。その様子を見ているだけで、張り詰めていた肩の力がスッと抜けていく。
怖くても、好奇心のままに一歩踏み出してみる。そんなアイちゃんの小さな勇気が、今日も私たちにStay curious, stay playfulと、そっと語りかけてくれています。

